所長あいさつ

 新型コロナウイルスの感染拡大を契機に急速に進むサプライチェーンの再構築やDX化に加え、地球温暖化や社会情勢の不安定化によるエネルギー価格や資材価格の高騰、脱炭素をはじめとする環境配慮への対応など、製造業を取り巻く環境は大きく変化しており、大変厳しいものがあります。

 

 このような状況の中、県内製造業の皆様は、自社製品の付加価値向上や新技術の開発、デジタル技術の導入による生産技術の高度化、製品品質の向上、コスト削減等に果敢に挑戦され、製品競争力の強化に取り組まれていることと思います。

 

 当センターは、県内製造業の皆様を技術的側面から支援するため、皆様の技術ニーズを踏まえ、研究開発を推進するとともに、皆様からの技術相談や依頼試験等に真摯に取組み、その技術的課題の解決を図ることで、「身近な技術パートナー」として厚い信頼を寄せていただける総合的な技術支援機関を目指していきます。

 

 令和4年度は、当センターのDX化をスタートさせ、技術支援サービスの向上に取り組みます。具体的には、動画配信システムや動画マニュアル作成システム、ネットワークカメラ等の整備を行い、試験機器の利用方法の説明動画や研究成果の紹介動画、当センター主催の研究会や技術講習会の動画等を配信する予定です。

 

 また、当センターの将来構想を検討することとしています。今後、果たすべき役割や強化すべき機能等を検討するにあたっては、企業の皆様のご要望やご意見がベースとなります。当センターの職員が技術相談や企業訪問、研究会、依頼試験など、さまざまな機会をとおして、真摯にお伺いしたいと思いますので、ご協力をお願い申し上げます。

 皆様の声をお聞きした上で、SDGsやデジタル化への対応、新たな価値創造など、皆様に共通する課題への対応を含めて検討して参ります。

 

 佐賀県工業技術センターは、県内製造業の皆様に利活用いただくことで、その存在の意義があり、かつ価値が生まれると考えております。企業の皆様の競争力強化や新製品・新技術の開発、あるいはコスト削減や品質の向上のために、是非、当センターをご利用くださいますようお願い申し上げます。

 

令和4年4月

佐賀県工業技術センター

所長 川口 比呂志

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