ものづくり基盤技術研究会 大気圧プラズマ表面処理と高電圧測定の体験会【終了しました】
「ものづくり基盤技術研究会」では、材料技術や分析評価などに関して、技術講習会等を定期的に実施し、ものづくり企業の技術支援を行っています。
この度、材料の表面処理等に活用されている「大気圧プラズマ技術」と今年度導入いたしました「高電圧・電流測定装置」に関する紹介と体験会を開催いたします。
こんな方にピッタリです。
- 金属と樹脂など異種材料の接着や接合がうまくいかない
- 塗膜、薄膜などが剥がれて困っている
- 樹脂や金属の表面を親水化したい
- 表面洗浄をドライ化したい
- 真空プロセスを大気プロセスにしてラインを効率化したい
- 材料表面に機能性を付与したい(膜形成)
- 高電圧機器の電圧波形を把握したい
自動車産業では、軽量化のために鉄鋼材料から樹脂材料や軽金属への転換が進められています。一方、異なる材料の組合せには接着や接合が必要となっていますが、十分な強度が得られない場合があります。このような課題の解決法として「大気圧プラズマ」による材料の表面改質が利用されています。
また、電気・電子、金属加工、塗装、印刷などの幅広い産業においても、材料表面の接着性、密着性、濡れ性を改善させるために、大気圧プラズマ技術が活用され始めています。
さらに、工業技術センターではこの技術を機能膜形成に応用する研究を行っています。
大気圧プラズマは高電圧(数kV~)をプラズマ発生部に印加する必要があります。電圧、周期等によって表面処理の効果が変わるため、動作時の電圧波形を把握することが重要となります。高電圧プローブ等を接続したオシロスコープである「高電圧・電流測定装置」を用いることで、測定が可能となります。
是非、ご参加いただきますようお願いいたします。
詳細は、次のチラシ(画像)をクリックして、ご覧ください。
チラシ(開催案内) (439KB; PDFファイル)
1 日時
令和5年(2023年)10月17日(火曜日) 15時00分~17時00分
2 会場
佐賀県工業技術センター 材料環境棟 3階 会議室
(〒849-0932 佐賀市鍋島町八戸溝114)
3 内容
1.大気圧プラズマを利用した表面改質技術の紹介
―撥水から親水へ、接着・密着性の改善等― 材料環境部 平井智紀
2.大気圧プラズマを用いた機能膜形成の研究紹介
―アモルファスカーボン膜の機能― 材料環境部 河合信次
3.高電圧・電流測定装置(新規導入)の紹介
―大気圧プラズマ技術での活用を例に― 材料環境部 平井智紀
4.大気圧プラズマ技術、高電圧測定の体験
材料環境部 円城寺隆志 他
大気圧プラズマの生成(ネオン変圧器、ナノパルス電源)、
印加電圧波形(高電圧)の測定、樹脂表面の親水化・接着強度向上の体験等
4 参加費
無料
5 対象者
佐賀県内のものづくり企業の技術者等
6 定員
10名 (定員を超えた場合は、1社あたりの人数を調整させていただきます)
7 申込み方法
「申込書」に必要事項をご記入の上、電子メールでお申し込みください。
参加申込書 (228KB; PDFファイル)
参加申込書 (31KB; MS-Wordファイル)
※電子メールの件名に「プラズマ体験会の申し込み」とご記入をお願いします。
8 申込期日
令和5年(2023年)10月13日(金曜日)
9 申込み先・問い合わせ先
材料環境部 平井、河合
E-mail zairyo@saga-itc.jp (材料環境部専用)
電話 0952-30-8163 (材料環境部直通)
※「高電圧・電流測定装置」は、競輪の補助(公益財団法人JKA 2023年度 機械振興補助事業)を受けて導入しました。
このページに関するお問い合わせ
材料環境部 TEL:0952-30-8163